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波乱の今年が終わる

by 豆野 仁昭
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今年の伸し餅のお知らせです。ご近所で有機農家の石川農園さんが 農薬や化学肥料を使用せず有機栽培で育てたもち米(愛知糯(もち)126号)をわけてもらいました。(※今年はみどりもち古代米は不作にて残念ながらありません)

愛知糯126号はでんぷんに含まれるアミロペクチンの側鎖が短く、糊化したでんぷんが老化しにくいため、お餅の柔らかさが長持ちするという特性を持っています。ご入用の方はご連絡いただければと思います。できあがり2kgで3000円(定期会員は2700円)、玄米餅か白米餅が選べます。ご注文はオンラインストアから。

\お客様からの情報をシェア/ 野菜ボックスに入っていた我が家の根がついてたルッコラを庭に植えてみたら、根付き、また写真のように生えてきたそうです。うちの野菜の生命力をお客さんに褒めてもらえ嬉しいのもあるけど、それはきっとお客さんが私達以上に野菜を大切にしてくれている気がするのです。ありがとうございます!土がある人はやってみてください。

種苗法の改正に続き、ゲノム編集種苗ビジネスと市場展開が始まるようですが、ゲノム編集食品と同様に表記の義務はないようです。開発・研究する権利は守られなければならないならば、我々消費者が選択する権利も守られなくてはならないはずです。自然環境や健康へのリスクの可能性が指摘されているのに、長期的な調査は行われていないのだから、国(我々)は表示を義務化するべきではないかと自分は考えます。良心ある公務員もやはり独断では動けず、市民からの声が上がってから初めて問題の整理や解決策の検討について、働きかけることができるそうです。私たちのたった一つの声が大きな変化を生みうる?ということです。

新しく画期的に見える技術や商品で大企業にお金が流れるように、新しい病気が発生すれば新しいクスリがよく売れます。
国や大企業からの提案(一方的な取引)に対して、私達が受動的な態度を続けていれば、生かさず殺さず搾取され、経済的格差は広がる一方だと思います(基本的に人は自分の利益を最大化しようとするから)。疑うことから学びや日々の改善は始まるのかもしれません。

ZERO1のプロレスを見に行ってきました。今年度はまだ6回目の興行だそうで、プロレスを取り巻く状況も厳しいようです。プロレス団体の企画で、無料の抗体検査も受けられました(夫婦ともに陰性)。時間経過とともにコロナウィルスの情報が徐々に明らかになってきた現状でも、インフルとコロナのリスクの違いが自分にはピンときません(今年のインフル発症は例年の数百分の1らしい)。コロナの2類の指定感染症の適用が続き、局所的に医療機関のリソースや人員が足りなくなって、「医療崩壊」という名の混乱死が増えていくのでは、という心配もあります。

怖がりすぎるのは簡単だが、適度に怖がるのは難しい。自然に浸かりきっている(生かしてもらっている)自分のような自然信者は、それぞれ人はその人らしく自然に生きればよいのでは、と思ってしまいます。「みんながマスクせずに大声で喋ったら感染して死ぬ」なんて脆弱な人間生命の有り様を、どうにも信じられない。きっと屈強なプロレスラーたちはもっと信じられないだろうなぁと、裸でぶつかり合い強烈な技をかけあう彼らを見て思いました。

染色工房たかいさんへお願いしていた暖簾を受け取りに。毎度美味しい手料理をごちそうになり感謝感激です。京子さんの古い友人のおじさん(クロちゃん)から、藤枝の水車村の話を聞いたのが印象深かったです。1980年代、水車むらでは全国各地から有機農業や反原発について議論したり、お酒を飲み交わすために、様々なポジションの人たちが集まった熱い交流が生まれていたそうです。昔はインターネットもなく、最先端の情報は人同士の直接的な交流と信頼関係から入ってくるものだったのだと思われます。人というフィルターを通すことで、情報は精査分別され、現代のような大量の情報に溢れかえることもなかっただろうと思います。また昔は生きることの普遍性から遠い情報は、ノイズ(執着)として処理され、議論にならなかったのかもしれません。

個々の趣味趣向や発言が尊重され、強化され続ける現代社会では、人々の問題意識も情緒的になりすぎているように見えます。多様化した情緒を包括的に補助し、公平に分配する社会制度の構築は不可能に見えますが、しかしそれらを尊重しなければならないという大義があり、その矛盾の狭間で一般市民が混乱する最中でも、一部の人々は政治やビジネスを操り、自分の懐をうまく肥やしているように見えます。私達一般市民が、私達自身が発するノイズ(執着)を減らしていかない限り、自分自身の本質すら見えず、社会はノイズに溢れ混乱し、ビジネス上手な人々との経済的格差は広がり続けるのだろうと思います。もちろん個人の趣味趣向は尊重されなければなりませんが、行き過ぎた執着は経済的格差だけでなく、自身の傲慢さや文化的な暴力にも繋がりかねません。現代の我々はどう集い、何を議論したらいいのか考える機会になりました(答えは見えないけれど)。

GotoトラベルやGotoイートなど、一部の人しか恩恵を受けられない分配方法が容認・黙認されているのは、我々が混乱している証左なのかなと思います。古くは原発も同様に、賢明な人々が議論し続けてきたにも関わらず、利権者だけが潤う未来への負債を止められなかった我々の親世代の時代からずっと人々は混乱し続けているのかもしれません(政治が本来この混乱をほどくべきなのだろうけど……)。

もう師走も半ばです。交通事故が起きやすい時期なので、くれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。

★今週の循環農法野菜セット
☆1.菊芋 ごぼうとジャガイモの中間な味。皮は剥かずに。汁の具や素揚げ美味しい。細かく刻んでミートソースやホワイトソースやカレーなどに溶かし隠し味にも◎。お客様レシピ、つくねに刻んでいれる
2、かぶ オイルで炒めたり、汁の具、漬物、サラダなど万能野菜。
3.大根 煮物や汁の具、大根ステーキ、大根餅、大根おろしなどに。
☆4.人参 葉っぱとアミエビ、ごまでふりかけを作りました。生でもボリボリ◎
5.赤からし菜&水菜 赤からし菜はサラダが美味しい。虫がいるかも、よく洗って
6.紫芋 色見を生かした料理を。ポタージュ、スイーツなど。先日はポンデケージョを作ったら簡単でかわいく美味しかったです。14度以上常温保存。
7,サンチュor春菊orレタス
8.ルッコラ サラダに。火を通すとと子どもも◎
9.チンゲン菜 味が濃くて美味。炒め物スープにも 10.春菊 11.玉ねぎ
12.マイヤーレモン 酸味がまろやかなレモン 13.じゃがいも 14. かぼちゃ 15. 金時芋 16.紅芯大根 17.菜花

※葉物は洗ってジップロックやタッパーに入れて密閉して冷蔵すると日持ちします。☆は今日オススメ野菜。Sセットは6品、Mセット7品、Lセット11品、Kセット17品です。

よろしくお願いいたします。

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