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ABOUT US

by 豆野 仁昭

愛知県の渥美半島で、オーガニックの野菜・米・果物と、自家繁殖の平飼い鶏を育てています。動植物が種々雑多・草畜平衡に共存するdynamic・vivid・biologicalな「音楽的農業」を模索中です。

■なぜ研究所?

既存の「農業」という定義や慣例や営利に縛られず、個人的な好奇心や自然生態系も大事にしつつ活動したいから。

■目的と行動

  1. 自分たちの食べたいモノを作る。
  2. 余った分を売る。
  3. お金で自給的創造をより自由に。
  4. 理不尽なことにNOと言える自由。
  5. 地に足のついた揺らぎに強いしなやかな暮らし。

■大事にしていること

  • オーガニック、循環型。なるべく自然生態系を逸脱しない文化や暮らしを探求する。
  • まず自分を大切にする。その後に生じる他人への優しさを大切にしたい。
  • 偽らない、格好つけない。いびつでも純朴なものを作りたい、そばに置きたい、届けたい。
  • 他者からの評価を自分の軸にしない。軸は自分の内側に置く。

■農のこだわり

  • 無農薬・無化学肥料・非遺伝子組み換え。
  • なるべく固定種、自家採種。外部に依存しすぎたくないから。
  • 有畜複合農業。動物が好きだから。鶏でいえば自家繁殖、屋外の広いフリーレンジなど、その動物がその動物らしく生きられる農園。屠畜を外部委託せず、自分で責任をもって、なるべく痛みがないように行う。
  • 輸入飼料に頼った畜産堆肥やそれを利用する農業とは距離を置く。アニマルウェルフェアやフードマイレージの観点から見ると理想的ではないから。

■小売りポリシー

  • なるべくオーガニック・国産、なるべく安全・美味しい、質重視の豊かな食卓を欲する。
  • こだわりすぎず、自分と世間のバランスを見ながら、その時に自分が「いい」と思うものを提供したい。

■未来の世界

  • みんなもっと自給的な地に足のついた暮らし。各家庭の手作りの農産物や発酵食品などが、お祭りやパーティーでシェアされ、楽しまれ、尊ばれる、美しいものづくりの社会や文化を見たい。
  • 地下水が安心して飲める世界を取り戻す。きれいな海を、手入れされた山を。雑草や森、空気、川や海の多元的価値が認められる世界。動植物が即物的・営利的のみに扱われない世界。
  • 人間同士のヘイト、虐待や暴力、ハラスメントや搾取の少ない社会。所有(恐怖・暴力)から共有(希望・信用)の時代。人が人に怯えずに暮らせる社会。
  • No Nukes, No War, No Lies.

■豆研の現況

  • 畑は1ha、田んぼ20a、鶏80羽ぐらい。
  • オーガニックで少量多品目の野菜栽培、稲作、果樹少し。
  • 家庭向け野菜セットがメイン。レストランや小売店への卸販売もやってます。
  • ほぼ定期会員向けの作付。オンラインストア→定期会員 の流れ。
  • 2020年から一般的な自然食品も販売開始。
  • 自宅内店舗を近々オープン予定。同時に農業や料理の体験ワークショップを充実させていきたい。

メンバー紹介

豆野 仁昭
興味:料理、自給自足、その他色々(コンピュータ、アニメ、スポーツ、旅行など) instagram
22歳(2002年)のとき、食べ物を育てる経験したいと思い、自然農法の世界に飛び込み、以後その面白さに引き込まれました。アルバイトで生計を支えながら、ほぼ独学で農業をマイペースで続け、2014年頃から専業農家としてギリギリ生活できるようになりました。
2014年からWWOOFホストに登録し、外国人の旅行者たちを年間で約10組ほど受け入れています。農作業を手伝ってもらいつつ、世界各国の料理を味わったり話をしたりして、暮らしのシェアを楽しんでいます。1980年生まれ。
2002年 農業に興味をもち、自然農法農家で約1年研修する。
2003年 畑を借り、自然農法(自然栽培)を始める。
2011年 豆に暮らす野の暮らし研究所を設立。100羽弱の自然養鶏を組み入れた有機農法を始める。
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豆野 さとこ
興味:山登り、旅行、お菓子作り instagram
看護師の世界から、旅の世界へ。そして農の世界にやってきました。

チャランポランという言葉がぴったりな性格で、あまり物事を深く考えられません。世話がかかる動物たちはとても愛しく癒しを与えてくれます、野菜の世話は食べること生きることの楽しみを教えてくれます。

無駄なことが多い暮らしのような気分になることもありますが、無駄こそ大事だ!という言葉を最近教えてもらいました。そんな遠回りをしつつ、小さな暮らしを大切に育てていきたいです。

1979年生まれ。
2001年 看護師として総合病院、病棟勤務。
2005年 退職し、海外旅行、日本自転車縦断旅行などを決行
2007年 旅をする中で、自然の中で暮らしたいと思い農業に興味を持つ。自然栽培農家で研修後、働きはじめる。
2011年 豆に暮らす野の暮らし研究所を設立。

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GDPにカウントされるもの・されないもの

in(される) out(されない)
  • 家事代行
  • 保育所
  • 教師
  • 外食
  • ミネラルウォーター
  • 除草剤
  • 殺虫剤
  • ボンベに入った酸素
  • 家畜飼料
  • 漁獲された魚
  • スイミングプール
  • 採取された土
  • 買った服
  • 家事
  • 自宅保育
  • 親の教え
  • 家庭料理
  • きれいな川の水
  • 手除草
  • 生物多様性
  • 植物が出す酸素
  • 雑草や虫
  • 自然界の魚
  • そこにある土
  • 手作りの服、もらった服

GDP(経済)には無価値(ゼロ)でも、本質的な価値があるものがたくさんあります。変化が速すぎる時代で未来予測は難しいのですが、100年後にも繋がっていくような「健康的な社会」を夢見て、頭も体もバランスよく使ってみんな仲良く暮らしていきましょう。畑、薪割り、植林!