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家畜の土離れ

by 豆野 仁昭
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昨日は豊橋のgarageさんにて出店でした。カレーは完売したそうですが、野菜やスパイスはあまり売れず。私たちの住む豊橋や田原では野菜をもらったり、100円直売所もたくさんあるので、なかなか野菜が売れません。三河や名古屋は古くから派手好きだけど質素倹約を好む土地柄であるように思います。

商売は奥が深いので「エスキモーに氷を売る」ように、もっと地元の人の心に食い込めるような面白いアプローチを考えなければと思います。

9月に入り、ようやく今年のお米・ハッピーヒルが出穂しはじめました。なんだか粒が大きそうで、とても楽しみになってきました。もち種なので、普段食べ慣れていませんが、どんな味なのでしょうか?炊き方も違うようです。赤飯やおこわ、おはぎや餅などには美味しそうですが、主食としてどうなのでしょうか。

枝豆の種取りをしました。来年に繋ぎます。種はこうして種を繋ぐ農夫に感謝しているのでしょうか?きっとしていないと思いますが、感謝はなくともお互いの暮らしは繋がっており、この先も命は姿を変えて繋がっていきます。 この品種は夏の暑い時期にも花落ちせず実がなったので、来年は作付け量を少し増やしたいなと思っています。

苗づくり。今年はミニ白菜を育てています。沢山お客様の食卓に届けられるよう、今が勝負時です。

 

雨が全然降らないので、毎日畑の水遣りに追われています。異常気象、獣害、農薬耐性による害虫の大発生など、農業をとりまく環境は年々厳しく、難しくなっているように感じます。高齢農業者の引退によって、少しずつ確実に耕作放棄畑が増えてきました。私たち日本人は経済成長に酔いすぎた結果、共有共通する農村文化やモラル、美意識を失いつつあり、経済成長に行き詰った今、何が問題で何から解決すべきなのか、全く定まっていないように感じます。利益成長・効率化という正義のために、家畜の土離れ(モノ化・工場化)を私たちのモラルが許したことが、現代社会の根本的な病巣の気がしています。

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★今週の循環農法野菜セット

☆1.ミニ冬瓜 冬瓜は切らなければ常温保存ができます。皮は薄めに剥くと硬い食感と柔らかい食感の両方が楽しめます。煮物や汁の具、揚げ浸しも常備菜にgoodです。10分くらい下茹ですると酸味が抜けて味も沁みやすくなり、冷凍保存もできます。
2.ゴーヤ 塩揉みしてしばらく置き、水にさらすと苦みがかなり減ります。
3.空芯菜 炒め物、キッシュ、餃子、グリーンカレー、麻婆茄子にも合いました。4.オクラ さっと茹でて常備菜として保存しておきます。サラダにも◎。グリルも。
5.ナス 天ぷらや味噌炒め、マーボーナス、揚げ浸しに。
6.キュウリ 7月に植えたキュウリの収獲が始まりました。先っちょを切ってグルグルこすりつけるとアクが抜けます。
7.モロヘイヤ 葉っぱをちぎって使います。茎は捨ててください。スープやおひたしに。
8.ピーマン 紫の小さいのは大和唐辛子という奈良の伝統ピーマンで辛くないです。
9.ささげ 長いインゲン。胡麻和えが定番。炒め物、煮物にも。
10.ズッキーニ 春に植えたズッキーニが復活してきました。
11.赤モーイ 沖縄野菜。サラダやチャンプルにも◎バター醤油炒めがおすすめ。
12.さつまいも 今年初物。少量です。
☆は今日のオススメ野菜です。Sセットは7品、Mセットは8品、Lセットは12品です。
野菜は新聞+ポリ袋で包み、(野菜室)で保存してください。冷蔵庫に入れる前に洗ったり切ったり下処理をしてタッパーや袋に入れておくと、調理がスムーズになります。

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