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猛暑の夏

by 豆野 仁昭
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いよいよ、というか急激に猛暑の夏です。徐々に夏野菜の収穫が始まりました。野菜も私たちもびっくりです。畑はあまりの暑さにカラカラ。恵みの雨がほしいところですが、このまま梅雨明けしてしまいそうです。梅雨があければ台風以外に雨が降らないのがこの渥美半島。水やりに追われる日々が始まりそうです。

今年はフランス人のWWOOFerさんがとにかく多い今年。半分くらいがフランス人です。でもみんな料理ができるのでありがたい。うちもだいぶフランスの文化がわかってきたような気がします。フランス人はとにかくストライキやデモが好きですが、それは歴史の過程で多くの血を流して、民主主義を勝ち取ってきた経験を、世代を越えて絶えず学び続けているからだと思います。でも近年はそんな歴史を知らない移民やリスペクトの薄い人々が増え、フランスのアイデンティティの喪失を恐れる人も増えていることが、考え方はリベラルでありながらも極右政党が国会の第一党になった要因のように見えます。

私たち戦後の日本は民主主義を自身の手で掴んだという経験はありません。アメリカに半ば押し付けられた民主主義と憲法であるがゆえに、その根幹であったり自由と権利の重さを知らないまま、その恩恵を享受してきたように見えます。おそらく憲法改正される流れですが、自由と権利を失ってからそれを取り戻すには相当の苦難な道が待っているはずです。

山梨県の北杜市に遊びに行ってきました。よく行っている兄家族のアテンドで色んなところを案内してもらいました。うどんとパンのお店の「やまゆり」と蕎麦の「傍」というお店に行ってきました。どちらもオーガニック系ですが、外観は対象的でした。どちらもとても美味しかったです。

以前渥美半島に住んでいたアツキくんが所属する「ぴたら村」にもお邪魔してきました。ヤギ、ヒツジ、チャボがいました。

田んぼにはアイガモも。かわいらしいです。除草能力が無茶苦茶高いというわけではないそうです。やはり好き勝手に動くのだそうです。アイガモを飼うことで除草効果も期待しつつ、最終的にはお米をカモ肉で稼ぐのが大事なようです。田んぼ=放牧場というイメージ。外敵から身を守ってあげないといけないので、なかなか飼育も大変なようです。

ぴたら村はコミュニティビレッジとして機能しはじめたところだそうです。村民限定のお店や農業体験、オンラインサロンのような交流活動など、ユニークな取り組みを聞かせてもらいました。生産物だけで生活を成り立たせていくのが困難になってきた田舎と、コミュニティ内での連帯や安心や楽しみを求める都会の人々のwinwinな関係がうまく築けるかがポイントでしょうか。

コンポストトイレも見せてもらいました。かっこよかったです。

「万珍醸造」にもお邪魔してきました。服屋、食堂、酒屋、現代アートのギャラリーもあり、刺激的な展示がたくさんありました。複数の経営者が集い、カメラの三脚工場の跡地をシェアして、都会の人々が集うような施設を運営していました。週末はイベントを開催し、多くの人々が集うようです。

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