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光速の時代

by 豆野 仁昭
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秋めいてきました。落花生の収穫もいよいよ始まりました。ハクビシンが食べに来ているので、彼らに食べ尽くされる前に収穫していきたいところです。電気柵を設置していますが、無視して入っている模様。さらにネットをかけて対策して、収穫期間を少しでも長くしたいところです。粘土質の渥美半島では落花生を掘るのも結構手間がかかるので、そんな苦労話も食卓にのっけて、汗の分だけ塩を多めに入れてしっかり茹でてお召し上がりください。

さつまいもの第一弾の収穫も終わりました。今年はWWOOFerさんが多いので、サツマイモ堀りのように単純作業で量がある仕事にはとても助かります。とはいっても傷をつけない掘り方や端の切り方はしっかりと教えます。

娘もまだ保育園に入っていないので、余裕があるときには妻が畑に連れてくるようになりました。徐々に涼しくなって、畑の時間も過ごしやすいです。この畑は家の近くなので、歩いていくとうちの猫がときどき後をついてきます。

我が家に新しい猫が加わりました。また息子と妻の要望で飼うことになりました。夜道で1匹でいるところを見かけて、妻が手を差し伸べたところ、近寄って甘えてきたので連れて帰ることになったのが発端です。ますます忙しくなってしまいましたが、子猫の成長を見るのは楽しいです。

今年の秋冬野菜のスタートは今のところ不調です。やはり10-20年前とは気候がかなり変わっており、暑すぎて野菜が育ちにくかったり、枯れやすかったり、虫が減ってくる時期も2週間くらい遅れるようになっているように感じます。北海道の農家もニンジンや玉ねぎが傷んで枯れるなど、全国的に野菜作りは難しくなっているように思います。それでも価格は需給で決まるので、この地域でも廃業する農業法人の話を多く耳にするようになってきました。

価格は変わらず、栽培難易度はあがり、そしてエネルギーや資材などの経費は上がっているというこの状況に耐え続けられる農家は少ないと思います。政府の補助や地方自治体の補助も、ある程度の事業規模がなければ活用できないものが多く、割の合う補助を取りながらうまく経営していかないと厳しい状況です。ほとんどの補助は間接型(機械などの購入に対して半分など)ですが、補助金が支給されるまでのタイムラグがあるので余剰資金も必要です。もちろん沢山の資料や作文と格闘しなければなりません(もちろんそれが報われる保証はありません)。

そしてお客さんの変化も感じるこの頃。仕事で忙しく料理の時間がとれないなどの声を聞くことも増えました。周年通じて傷みやすい葉野菜よりも長持ちする根野菜や果菜類を提供したほうがよいのかなとも思います。新しいものを新しいうちに料理して食べる、そんな時間と心の余裕すら持ちにくくなっている光速の時代になってきたように感じますが、皆さんの周りはどうですか?

1.ピーマン 寒くなり夏野菜の収量が減り端境期感が畑からただよっています
2.生落花生 多めの塩で茹でて沸騰後30分前後、柔らかくなったらざるにあげて。私は茹でたてより冷ましてからのほうが好きです。落花生ご飯もいいですね。
3.バジル 昨日はバジルチキンをオーブンで作りました。簡単で美味しかったです。一緒に蒸したサツマイモとピーマンも焼きました。
4.じゃがいも 北海道・自然栽培。ここも気候変化の悪影響を強く受けている地域。
フランス人ウーファーさんが作るグラタンドウフィノアが好きです。
5.切干大根 変わり種で切干大根の炊き込みご飯や餃子などもいいかもです。
6,さつまいも 紅ハルカ。まだ掘って日が浅いので甘味は少な目なのでウーファーさんはジャガイモ料理の代わりによく使っています。ギリシャ料理のムスカ、荒くすりおろして玉ねぎと炒めてクミンパウダーと塩コショウ、卵と混ぜてオムレツに。
7,オクラoかぼちゃ オクラは一口大に切って醤油とニンニクにつけ、片栗粉まぶして唐揚げに。寒くなり粘りや味が濃くなってきたように感じます。
8、しその実、みょうが 秋の味。少しだけの畑のお裾分け
9.赤ピーマン 丸ごとグリルして皮をむいてマリネにしたらおいしかったです。  10、空心菜 秋になるとだいたい虫食いが多くなります。食べるものが減ってくるから虫さんが集まるのかもしれません。硬めくなってくる頃なので餃子や焼きそばにいれています。 11、切干人参 我が家は煮物につかいます。
12,なす 13,ゴーヤ 14,つるむらさき 15, 冬瓜 16、赤玉ねぎ
S7, M7 L11, K16です。

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