●自分の顧客を知る
△ 多少割高でも優れたものがほしい顧客
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△△△△△△△ なるべく安くて且つ良いものがほしい顧客
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△△△△△△△△△△△△△ 安ければこだわらない顧客
顧客のタイプを分けてみました。下段ほど人数が多いという傾向をピラミッド型で示しています。
商品を「生産」し、「宣伝」し、「販売」するために、2つの入り方があります。
1、ニーズを把握してから、そこに合った商品を「生産」し、「宣伝」し、 「販売」する。
2、 商品を「生産」してから、ニーズを探し、顧客に「宣伝」し、「販売」する。
2のやり方では、スタートアップ直後から利益を確保するのは至難の業です。
商品ができたら、いち早くニーズを探し、商品とニーズがマッチしているか確認し、いけそうなら速やかに販売検証してみるしかありません。
作りたいものを作るような、作り手自身の自己満足度が高い商品の多くが、このようなスタートアップです。
●やりがいと生業
作るうえでの自己満足、やりがい、喜びというものは、1人の人間として、幸福な人生を生きていくために、それがあるかないかは個人的にはとても重要だと思っています。
そしてそれが生業として成立するかは、他人にかかっています。
作り手自身の自己満足商品でも、他人に価格以上の価値を提供し、生活に必要な対価を確保できれば、生業として成立します。
一番大切なのは
「価格以上の価値を提供できている」かどうかです。
そして第二に「生活に必要な対価を確保できている」 かどうかです。これは生産量と需要量の問題でもあります。
●価値観は変化しうる
価値観は人それぞれ異なります。
例えばかつて火災の被害にあったことがある人にとっては、火災保険の価値は高いです。
そして価値観は人それぞれ変化していきます。
今日、もしもあなたの隣近所で火災が発生したら、明日からあなたにとって火災保険の価値は高くなるはずです。
しかし価値観の変化を生み出すのは難しいので、とにかくまずはスタートアップ時点の基本、「価格以上の価値を提供できている」かどうかに注力したほうが合理的でしょう。
●まとめ
・自分の商品の顧客は誰か?
1、多少割高でも優れたものがほしい顧客なのか
2、なるべく安くて且つ良いものがほしい顧客なのか
3、安ければこだわらない顧客なのか
・すなわち自分の商品はどのレベルか?
1、優れたものか
2、良いものか
3、並のものか
・顧客と商品はマッチしているか?
・商品の価格設定は、顧客にとって価格以上の価値があるか?
・その生産量と需要量で、生活に必要な対価を確保できるか?
と生産と宣伝と販売について考えてみました。副所長でした。