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諦観と情熱

by 豆野 仁昭
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フランスからWWOOFerさんが来ていました。うちには2週間くらい滞在してくれました。彼女は料理も畑もポジティブにどんどんこなしてくれる。声がけも上手で、コミュニケーションがスムーズで、本当に助かりました。声をかけるって本当に大事で、まずは内容よりも話すこと、なんでもいいんです。意味のあることじゃなくてもよくて、こんなことがあってどう感じたみたいな感想文でいいのです。それが大事なのかなと思います。「何かやることある?」その一言がありがたい。たまにこういうコミュ力おばけ、親切心の塊みたいなWWOOFerさんが来てくれて、いい思い出になるとともに、まあ我々のコミュ力の至らなさ、我欲の深さにも気づかされる次第です。

芋ほりももうすぐ終わり。といってもまだ結構掘り終わってない。温度もかなり下がってきていて、早めに掘りたいなとあせるこの頃です。まだでも色々やることあって進んでません。今年はさつまいもの貯蔵方法を変えようと思っています。寒さに弱いさつまいもをなんとか越冬させるべく、体に鞭打ってがんばります。

やらなきゃならないことの一つが玉ねぎの定植。今年は苗がすごくよくできて、たくさん植えれています。作りすぎです。とりあえず新玉ねぎ、4月の頭には収穫が始まります。そして赤玉ねぎもそろそろ植え頃ですが、スペースがないのでそれも確保しなければと、まだまだやること盛りだくさん。

今年はバナナがうちでは食べきれないほどにたくさん取れました。タイミングが合ったお客さんにはサービスで入れておきました。来年はもっととれるかな。熟成させる間に熟成させすぎてしまったものもあるので、来年からはお客さんに熟成させてもらおうかな。皮が薄いんです。比べてみるとわかりますね。市販の輸入バナナの皮の厚さは、輸送向きだということでしょう。きっと緑のまま輸入して、日本で熟成しているのでしょうね。

へしこ食べて、菜っ葉のおひたし食べて、日本酒を一献。豆腐があったらなおよかった。先日は門谷小学校の小さなワイン会に行って各分野の最前線で働く人たちのゆったりモードを見て、平日の昼間にワインが飲める自営業ならではの豊かさをかみしめました。お金はなくとも情熱さえあれば、とまではキレイにはいかないけれど、それなくして何が人生か、とも改めて思いました。
うちも昔のように情熱アツアツではないけれど、諦観が全体を覆いつつも底流に情熱がちょろちょろと流れて続けている、枯れそうでもあるが、枯れずに続いています。自然に比べて我々はあまりにも小さく、依存し、生かされている。色んな諦めを経験し、もちろん達成感も味わうこともあったけど、夢を見ていた時代はおわり、それでもこの暮らしを続けていこうと思っています。新しいことばかり、発見ばかりだった農業も、25年経てば、もうそれは普通です。でも普通でいい。昔のように目はキラキラはしてませんが、年取った我々も応援してもらえれば嬉しいです。

1.紅葉ピーマン 最近は赤くて甘めなのでサラダに入れて生で食べることが多いです。グリルで皮ごと焼いて焦がし皮を剥いてマリネにしたら◎でした。ピザトーストもよく作ります。サルサソースを作ってもいいですね♪
2ミックスリーフ ここ渥美半島でオーガニックで葉物を栽培するのは本当に難しいですがこの季節秋深まる頃になら何とか作りやすく旬を迎えますこの時期は、みずみずしい旬の葉物です♪白いカブは尾張カブという在来種、マスタードリーフ(縮れ葉)、水菜など。サラダ、火を通す炒め物や鍋などにも◎
3.日野菜かぶ 滋賀の伝統野菜で500年も前に発見されたそうです!我が家はレモンと浅漬けにするか、半分に割ってグリルにするのが好きです。
4.小松菜 露地で風にもあたり味が濃いです。しっかりしているので現代の柔らかい野菜になれてると繊維の多さにびっくりするかもしれませんが腸にいいと思います
5,ベニハルカ サツマイモのニョッキを作りたいです。芋プリン、芋チーズケーキも作りたい。
6.ニンジン 今回は不耕起栽培の畝で育てた人参で形が悪いのもありすみません。人参くんも頑張ったと思います。葉はふりかけ、かき揚げ、パセリの代替に◎お客様はチヂミを作ったそうです
7.大根 今年の秋の初物。まだ甘みはのってませんが、柔らかさを楽しんでください。
8、フェイジョア キウイのように半割にして、スプーンですくって食べるフルーツ。
9、菊芋 菊芋でリゾットを作ったらメチャうまでした
10.鶴首かぼちゃ しっとり系。煮物やスイーツ、ポタージュ、天ぷらにも。
11春菊 12.九条ネギ 13、里芋 14.ショウガ 15.じゃがいも

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