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清らかであること

by 豆野 仁昭
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最近、クリス智子さんと土井善晴さんのポッドキャストをよく聞いているのですが、清らかであることの話があって、うちに欠けているのはこれかななんて思いました。日本には清らかさとは少し違う、ある種の潔癖性があるように思います。自分も若い頃はこれに苦しめられていたような気がします。清潔という意味だけでなく、完璧さや正解を求められる、またそれに応えようと頑張ってしまう、できない自分に価値がないように感じてしまう、そんな感覚であり風潮です。それなりに歳をとって、海外を旅行するようになって、そんなものに意味がない社会や国々が沢山あることに気が付きました。それからは今の通り、いい加減な日々を送っています。

社会で活躍する、一目置かれる、そのためには清らかさだったり、優しさ、思いやり、純粋さ、ひたむきさに、価値があるのかもしれません。でも特に子育てにおいては、親なんて多少反面教師でいいのかなという気がします。子供の気を察して、先回りして欲求を叶えてしまうとかは、自立や自主性を阻んでしまうようにも見えます。とにかくそのポッドキャストは面白いので、特に料理好きな方はぜひ聴いてみてください。

サイシンという菜花を食べる野菜です。生育初期にヨトウムシの食害に相当遭いましたが、新しい葉を出して大きくなり、収穫期を迎えています。
野菜もそうですが、自然界の植物は我々人間のために生きてるわけでもなく、我々にとって価値ある存在になろうとしているわけでもなく、ただただ自分らしく生を全うしています。植物は人間の評価を気にしていません。でも自然界の共生関係の中で自立しています。地に根を張り、水や栄養を蓄え、葉を広く高く伸ばそうとします。でもそれは評価されるためでなく、ただそうしたい、そうありたいからやっているはずです。
人間社会に疲れたら、意味や評価、言語がない自然界の共生関係の中に身を置いてみるとよいかもしれません。生きることに意味なんてなくてもよいし、あってもよいと自分は思います。

小麦の芽が出てきました。適当に、気楽に、採算度外視で、自給用に育てています。収穫から製粉まで、これが簡単そうで難しい。文明や分業ってすごいなと心から思いますが、この感慨も自給してみなければたどり着けない訳で、寄り道回り道道草の人生です。

最近時間があるときは、小松菜などの葉物は刻んで洗ってから冷蔵庫にストックしています。20分くらい浸水して泥を落ちやすくしてから混ぜるようにして洗い、サラダスピナーでも水を入れて回して洗ってから脱水し、タッパーに入れて冷蔵庫に入れて保管。いため物や汁にいれるのに便利だし、シャキッとした状態も長持ちします。

 

1.生姜 おろしたり刻んで炒め物、」薬味などに。冷凍保存も案外便利です。
2.小松菜o山東菜orマスタードリーフor水菜orチンゲンサイor野沢菜 最近葉物は刻んで保存しています、切って洗ってしっかり水気を切ったらタッパーに入れて冷蔵庫へ。
3.菊芋 皮ごと生でも美味しいので漬けたり、さっと茹でるだけでも◎よく火を通しても◎
4.鶴首かぼちゃ 甘みもあってバターナッツよりほっくり感のある伝統種。スープは王道ですが、料理教室では蒸したカボチャを落花生と柿でサラダに!お客様レシピはグラタン。
5.大根 煮物やサラダにも。葉っぱは菜飯や炒め物、炒め煮に。
6.九条ねぎ 薬味に。あつあつの汁ものを食べる機会が増える季節ですね。
7.人参 黒田五寸。昔ながらの味。甘みは葉が枯れる1月頃に高まります。葉っぱはかき揚げやふりかけも◎今年は虫害がひどくで発芽不良で大変でしたが、なんとか収穫。
8.さつまいも 安納芋。ねっとり系。久しぶりに育てましたが、やはり他品種に比べると収量は少ないです。
9.かぶ 炒め物や汁の具、漬物にも。秋冬のかぶは育てやすく、家庭菜園におすすめ。
10.春菊(or里芋) ナムルが好き。オイルは苦みを和らげるフィルターで、中華や西洋料理では大事な調味料かつ栄養素としてみて、逆に日本料理は素材の味を大事にするので、味をごまかしてしまうオイルを忌避すると、土井善晴さんのPodcastで拝聴。
11.かぼちゃが大き目 12.紫芋 13.春菊 14.玉ねぎ 15.じゃがいも
※S6, M7 L10 King15品です。

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