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鶏の給水器自作と新年会

by 豆野 仁昭
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今年の新玉ねぎ。4月頭くらいから収穫が始まる予定ですが、寒さのせいか例年より遅れています。味噌材料の麹をお願いしている福井県のマルカワ味噌さんでは、大雪でクロネコヤマトが集荷に来れず、発送作業ができないほどだそうです。日本海側では大雪による温室の倒壊など農業への被害も甚大とのことで、一刻も早い復旧と天候の回復を願っています。

小麦を踏みつつ除草中耕。自家用で趣味程度の小麦作りです。妻はこの小麦粉と卵でケーキを作るそうです。機械がないので収穫・脱穀作業が大変になりそうです。何かいい手を考えないといけません。

鶏の給水器が壊れたので、家にある材料で自作しました。水の高さが蛇口より低くなるとタンク内に空気が入り、蛇口の高さまで水が出て自動的にとまります。水のポリタンクは丈夫で使い勝手がよく、10L入るので、今の時期ならこれ1本あれば70羽くらいの1日分の水は十分に持ちます。

クセのある10年物の豆味噌を使い切るべく、どて煮の研究にハマっています。味噌、砂糖、赤ワインで煮てみたら、味噌のクセも感じなくなり、とても美味しい。具は大根とゆで卵、こんにゃく、豚ホルモン、薬味にネギと唐辛子で楽しんでいます。

おうちで炭火焼き鳥。串打ちという作業を初めてやりましたが、意外と楽しかったです。そして炭火焼は美味しいけど肉の脂で家が臭くなりました。 そして毎年恒例のうちの研修生を集めたファーマーズ新年会。久しぶりの再会にお酒も進みました。タネの交換や栽培技術のプレゼンなどもしましたが、飲みすぎてみんなタネを持って帰るのを忘れました。

★今週の循環農法野菜セット
1.島大根 沖縄の品種。煮物や漬物、庄司いずみさんの大根カレーも◎。大根から揚げ作りました。下ゆですると大根臭が抜け、食べやすくなります。
2.汐止ねぎ 分げつする白ねぎ。細目ですが辛味やアクが少なく、柔らかく美味しい。
3.黒田五寸人参 サラダや漬物にも美味しい。寒くなって甘みが増してきました。
4.里芋 お客様レシピでポテトサラダを作りましたが、とても美味しかったです。ハワイ人のカーリーに教えてもらったフライドチップも美味。里芋ごはんも美味しいそうです。
5.サツマイモ ベニハルカ。素揚げやソテー、焼き芋などに。
6.菜花 サイシンor紅苔菜or白菜の菜花です。茹でるだけでなく炒め物をしても美味しい。雪の影響で葉のちぢれがあるかもしれません。ご了承ください。
7.ミラノかぶ 甘くてジューシー。ソテーやスープの具に。
8.春菊 チェックはしましたが雪焼けで少し茶色い部分がある場合は取り除いてください。さっと湯通ししておひたしやナムル、胡麻和えに。
9.葉玉ねぎ ネギの代わりに今週はエビチリを作ったり、菊芋と一緒にサムゲタンにたっぷり入れました。味がいいのか、料理人の方からよく注文が入ります。
10,菜花(orじゃがいも) じゃがいもは北海道・秋葉さんの自然栽培・トヨシロ。ポテトチップなど揚げ物に向く品種と言われていますが、何にでも。
☆今日オススメ野菜。Sセットは6品、Mセット7品、Lセットは10品。野菜は新聞+ビニル袋(野菜用の特殊ビニルなので、空気が出入りしないよう、開け口を絞って密閉してください)で包み、なるべく冷蔵保存してください。さつまいもは10℃以上保存。

よろしくお願いいたします。

今日の動画はシエラレオネの内戦のドキュメンタリー。悲惨で絶望的な状況に対する切実な訴えをカメラの先の私たちに呼びかける住人たち、残忍な映像もちらほらあり、幸福度ゼロの映画です。音声は英語のみで、聞きとりにくい英語には英語字幕がついていますが、自分も聞き取れず、wikipediaなどを見ながら情報を補足しつつ映画を見ました。

イギリスの植民地だったこともあり、シエラレオネ人は英語を公用語として話します。産出されるダイヤモンドを政治家や権力者が独占し、争い、それを資金源にした外国からの戦力補充や武器供給が、内戦を10年にも長引かせた原因の一つだと言われています。権力の集中や暴走を食い止めることの大切さと難しさを考えさせられました。

組織の失敗を隠すために特定の個人を犠牲にして守ることは、道徳というある種の美意識の権力者による悪用です。道徳という倫理観が深く根付く日本では、お互いの行動やマナーをチェックしあうことで治安が保たれるという良い面もあれば、太平洋戦争へと突き進む時代のようにそのチェックが狂気的に作用することもあります(イジメも然り)。ドイツをはじめとする欧州諸国のように、忘れつつある戦争と犯した過ちと後悔をしっかりと教え伝え、「国家は組織のルールや道徳を守らせるためでなく、個人の権利と自由を守るためにある」という前提を忘れないことと、そして正しいデモのやり方を教える、という行動力を育てる必要もある気がします。(欧州の一部の国ではデモのやり方を学校で習うそうです。「組織も間違える」という前提に立てているところがステキです。)

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