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6月突入

by 豆野 仁昭
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6月に入り、だいぶ溜まっていた作業も片付いてきましたが、野菜や雑草の成長とともに新たに見えてくるやらなければならない作業もあり、まるでテトリスのように終わりがありません。葉ねぎの定植、トマト・ナス・ピーマンの支柱立て、晩生玉ねぎ・ジャンボニンニクの収穫、人参の間引き、さつまいも定植、オクラ・ササゲ・きゅうりの種まき、田植え、草取り諸々です。

これはカボチャの雄花。ハチがいないので、毎朝手で受粉作業を行います。今年はまさかりかぼちゃ、バターナッツ、白皮砂糖かぼちゃ(日本かぼちゃの一種)、その他少し海外の固定種を育てています。

うちのではなく慣行農法のキャベツですが、去年くらいから農薬が効かないようです。虫食いのないキャベツを作っている農家もあるので、効果のある農薬に関する情報はトップシークレットなのでしょう(供給量が減れば市場価格が上がるから?)。ハチやゴミムシやクモなど天敵が生きられる環境であればこのようなコナガの大発生は起こらないように思えますが、どうなのでしょうか。栽培方法や環境面の問題だけでなく、消費者や流通が商品に何を求めているのか、農薬メーカー・販売店の思惑など、この写真が色々なことを示しているように見えます。最大手の農協が流通も農薬販売も担っている以上、生産・流通サイドから流通規格をゆるくしたり、オーガニックを推進するメリットはなさそうです。

晩生種のジャガイモの花がきれいに咲いています。旬に合ったものをうまく育てれば、農薬がなくても十分な収穫ができます。もちろん農薬や化学肥料がなければ、今のスーパーマーケットのように一年中どんな野菜も手に入るような大量かつ安定供給は成り立ちませんが、本当にそれを必要としているのか、少し考えてもいいのではと思います。農薬も原発も軍拡も見方によっては必要悪と言えるかもしれませんが、もし(必要)悪であると認識しているのだったら、悪が必要でない状況を少しずつでも工夫して作っていくほうが建設的で楽しいはずです。

★今週の循環農法野菜セット
1.新玉ねぎ 薄くスライスして鰹節と醤油で生食。グリルしても甘く美味しい。
2.にんにく スライスや擦りおろして薬味にしたり、油に香りを移してアクセントに。
☆3.ズッキーニ 豊作につき3本。油と相性がいいので、1cm弱くらいにスライスして、塩を振って少し水を出して、フライパンでこんがりソテーがおススメです。
4.コスレタス 厚みのある歯ごたえのあるレタスなので、炒め物やチャーハンなど加熱調理にもむいています。
5.リーフレタス サラダや付け合わせに。オイル×酢×香辛料(マスタード等)×甘味(はちみつやメープル)をミックスして、自家製ドレッシングがおすすめです。
6.ジャガイモ 北海道のレッドームーンor新じゃがキタアカリ。
7.ジャンボインゲン 初物なのでとても柔らかく美味。炒めものや茹でて胡麻和え、汁の具に。
8.小カブ ミラノかぶ。ソテーや汁の具、サラダや浅漬けにも。
9.間引き人参 水で洗い、シャキッとさせたら、かき揚げなど天ぷらがおすすめです。
10.そらまめ 今回で終了。薄皮も豆も硬くなってきたので、豆をしっかり塩ゆでするのがいいと思います。

☆は今日のオススメ野菜です。Sセットは6品、Mセットは7品、Lセットは10品です。野菜は新聞+ポリ袋で包み、(野菜室)で保存してください。冷蔵庫に入れる前に洗ったり切ったり下処理をしてタッパーや袋に入れておくと、調理がスムーズになります。

よろしくお願いいたします。

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