Home 日誌 自ら育て食べる

自ら育て食べる

by 豆野 仁昭
0 comment

明日は雨が降るようなので出荷作業が終わり次第、畝をたてて、種まきします。農作業もやるべきリストがてんこもりになってきました。確定申告もまったく手をつけてないので、これも不安です。もうのんびりはしていられません。春です。

元研修生たちとの新年会に浜松まで行ってきました。自分もまだまだ農業技術が発展途上なので、今だったらこうして教えるとか、色々過去の反省ばかりがよぎってしまいます。酔っぱらうと何のための技術なのか、誰のための技術なのか、誰のために畑をやるのか、わけのわからない禅問答が浮かんできます。結局は自分のためなのですが、自分のためだけでは生計はなかなか成り立ちません。ザ・ジレンマです。

こないだ雄鶏を15羽も屠畜しました。何軒かにお裾分けしましたが、我が家の冷凍庫はいま満タンです。大量の内臓はレバーペーストを作りました。鶏を絞めて毛をむしって解体するのはやはり時間と手間がかかって大変ですが、自ら育て解体し食べるという充足感は何ものにも変えられません。責任を持って無駄なく食べようと強く思います。

畑で遊ぶ子と働く父。保育園のない祝日はこうして畑で遊びます。背はずいぶん伸びましたが、やることはちゃんと3歳らしく幼稚です。今年はたくさん野菜ができるでしょうか、期待と不安も入り混じりながら、着々と新年度の作付が進んでいます。欲にまみれて成功や失敗の概念にとらわれず、聖人君主のごとく清らかに、野菜の気持ちに寄り添っていきたいと思います(たぶん無理)。

★今週の循環農法野菜セット
1.大根 
2.黒田五寸人参
大根も人参も春に近付いてきたなーという感じになってきました。子孫を残すため花をつける準備で皮が硬くなり、中身もスカスカしてきます。
3.越津ねぎ 冬は玉ねぎの代わりにもジャンジャン使います。
4.里芋 赤い芽の芋は赤芽という品種で、親芋も美味しく食べれる里芋です。  
5.ミニ白菜 そろそろ内部で花がうずいているかもしれません。
6.サツマ芋 安納芋か紅ハルカになります。しっとり系。
7.菜花or子持ち高菜
・菜花 中弱火で蒸し炒めや蒸し煮にすると甘みが凝縮して美味しく調理できます。
・子持ち高菜 炒め物やスープの具に。カリッとした食感と僅かな辛みがあります。
8.紫大根 辛みが少なく柔らかいので、お漬物やサラダにすると彩りがよいです。ソテーなどにしても美味しいと思います。
9.コールラビ 底の皮を厚めに切り落とし、蒸しもの炒め物などに。キャベツの柔らかい芯のような食感と味わいです。
10.菊芋 漬物が定番ですが、炒め物と汁の具にも合います。ごぼう風味の芋っぽい食感です。水分がぬけやすいのでポリ袋に入れて保存してください。

Sセットは6品、Mセットは7品、Lセットは10品です。野菜は新聞+ポリ袋で包み、冷蔵庫(野菜室)で保存してください。さつまいもは常温保存(14℃以上)

 

0 comment
0

Leave a Comment

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください