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気づいたこと

by 豆野 仁昭
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皆、命の火を灯して生きている。
植物も、動物も、ニワトリも、猫も、ヤギも、蜂も、人間も、限りある肉体に火を灯し、燃やし、生きているということ。
そして、早かれ、遅かれ、誰しも、燃え尽きるということ。
その誰はどこからやってきたのか、何億光年とさかのぼると、生命の根源は1つのエネルギーだろう。
エネルギーはみな兄弟、燃えて、生まれて、朽ちて、尽きて、エネルギーの総和は増殖している。
個は個ではないのかもしれない、だがわれら人間の思考は個であると認識している。
早かれ遅かれ燃え尽きるその日まで、われら人間は個なのだろう。
個をあきらめたとき、根源のエネルギーに戻れるのだろう。
わたしは、(個を思考でとらえていない)植物や動物の生と死のたくさんある現在を、徐々に、無意識ながらに、求めて動いているような気がする。
命が生まれ、燃え朽ちていく様を、たぶん自分は眺めて、確かめて生きていたいのだろうということに、なんとなく気づいた一日。
それは生と死への恐怖の暮らしでもあり、喜びの暮らしでもある、のだろう。

 

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