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6th Oct 2014 Organic Vegetable Box

by 豆野 仁昭
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台風18号が爪痕を残して去っていきました。私たちは前々日から発芽間もない小さな野菜の保護などの台風対策に追われていました。

発芽して2週間くらいの大根にネット状の被覆資材をかけていきます。これくらいの大きさだと風に巻かれて根がちぎれてしまうので、こうした処置が大きな差になると思ってやりました。そのおかげもあって大根の被害は大したこなさそうです。

小松菜、菜花などの発芽10日ほどの野菜にもしっかり被覆資材をかけました。なす、ピーマン、オクラ、いんげんなどは季節的にももう終わりなので、葉っぱがほとんどなくなってしまっても「まあ仕方ない」と諦めもつきます。大きな葉物野菜は風で葉の外側が焼ける(茶けた状態)といった感じになります。どんな野菜でも完全復活まで1-2週間はかかります。しかし、新たな台風19号が約1週間後に来る可能性が高く、本当にやめてくれよといいたいです。自分より大きな自然にはあがらえないので、今回のように人事を尽くして天命を待つのみです。

鶏小屋も台風前に少し手直しをしました。風が抜ける構造になっているので、朝見に行ったら案の定、鶏たちは雨でびしょびしょでしたが、1羽も死ぬことなく台風をやりすごせたようです。

色んな物事をコントロールできるのが当たり前の世の中(経済)ですが、こういうコントロールできないものに振り回されていると、なんだか自分が時代遅れ・時代錯誤の阿呆のような気もしつつ、失いつつある自然への畏怖を思い出し少し謙虚になる、といったサイクルを毎年繰り返しているように思います。事象をコントロールできることと、柔軟で謙虚な気持ちを失わないこと、どっちが人間にとって大切なのかわかりませんが(両方兼ね備えられたらいいのでしょうが)、憂いなきファーマーにステップアップするにはまだまだ知らないこと、学ぶべきこと、経験しなければわからないことが腐るほどあるようです。

★今週の循環農法野菜セット
1.なす 煮込み料理やじっくり焼いた味噌田楽などが美味しい季節です。
2.ピーマン 硬くなってきた品種は最近収穫をやめて完熟(赤)どりを狙っています。ピーマンの軸に対し、横にカットした方が火の通りがいいです。
3.オクラ さっと塩ゆでして冷ましてマヨネーズやポン酢、かつおぶしなどと和えて食べると美味しいです。さっとゆでて出汁と一緒にミキサーにかけてとろろにするのもいいです。
4.冬瓜 沖縄小型冬瓜という品種。煮物やあんかけ、味噌汁、おでんの具など。
5.人参 葉っぱは天ぷらがおすすめ。硬い軸は捨ててください。
6.さつまいも 今回は田原市・野田町の小久保さんの自然栽培・鳴門金時。
7.水菜 初収穫。柔らかいので、サラダやさっと火通しして食べてください。
8.九条ネギ 香りのよいネギ。折れやすいので市場には出回りにくい野菜です。根から2-3cmの部分を土に埋めるとまたネギが生えてきます。分けつ性のねぎなので、ニラのように葉のみを収穫すれば、ずっと収穫できます。
9.いんげん(orきゅうり)
・きゅうり 7月後半に種をまいた秋きゅうり。樹が弱ってきて、苦いものも少し出てきました。サラダや浅漬けなどに。今回で終了。
10.じゃがいも 6月収穫のを冷蔵庫で保管していました。芽がでやすいです。
11.ズッキーニ(orきゅうり) 油でじっくり焼くと美味しいです。
12.かぼちゃ まさかりかぼちゃという品種。甘みが強くて好評です。

Sセットは7品、Mセットは9品、Lセットは12品です。よろしくお願いいたします。

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