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事件と解体と調理

by 豆野 仁昭
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最近、名古屋コーチンも交尾がさかんになり、雌の背中の傷が痛ましくなってきました。
対策を考え、名古屋コーチンの雄2羽とフランス軍鶏の雄2羽を同居させてみることにしました。
入れた最初はフランスに名古屋がいじめられていましたが、少し落ち着いたのを見て安心して、鍵を閉めました。

たった一晩で事件はおきました。

翌朝様子を見に行くと、名古屋コーチンの雄1匹がお亡くなりになっていました!
出血はほとんどなかったので、外傷的な死因ではないようでした。頚椎がはずれたのかもしれません。
あわててもう1匹の名古屋コーチンを隔離し、死んだコーチンを小屋から出しました。
まだ少し温かく、かわいそうなことをしたと思いました。
いずれ雄鶏は食う覚悟でいましたが、不意の死で、その覚悟も定まりました。
そして解体することにしたのです。
命を断つ覚悟がない自分が、殺した鶏たちに助けられたような気がしました。

ある程度の知識はあったので、とりあえず温かいうちに毛をむしりました。
温かいうちなら毛をぬきやすいのです。とりあえず初めての作業にとまどいながらも素っ裸にしました。
血抜きは包丁を持っていなかったのでできず、家に帰ってからトライしました。が、ほとんど出てきませんでした。

結構血まみれに見えますが、それほどでもありません。
が二日酔いには少し堪えました。

妻にも手伝ってもらいました。鶏を飼うということを一緒に経験してもらうためです。
さばくのは割りと平気だけど、殺すのは抵抗があると言いました。
外国でも男が殺して、女がさばくことが多いようです。

血筋を水洗いし取り除いたら、きれいな鶏肉になりました。
水気をとって、食べきれない分は冷凍しました。

鶏がらはスープに。これもたくさんできたので、食べきれない分は冷凍しました。
ビーフンで汁そばにしたり、炊き込みご飯の出汁に使いました。

レバー、砂肝、ハツ、鳥皮は焼いて塩をかけて食べました。
美味しいおつまみになりました。

今回は自分の手を下すことなく、鶏を死なせ、解体しました。
次回は自分で手を下すことになります。
かわいそうなことですが、自分が肉を食べるため、自分が生きるために、今度は鶏の命を断たなければなりません。
その時がきたら、なるべく痛みがないように、ためらわず、殺すことができるといいなと思います。

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