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ルタバガ

by 豆野 仁昭
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ルタバガは17世紀にボヘミア(チェコの西部)でキャベツとカブの交配種として誕生したと言われています。スウェーデンかぶとも呼ばれ、欧州では第一次世界大戦中には飢えをしのぐために、保存性の高いこのルタバガをたくさん育てたそうです。その反動で長く不人気となりましたが、21世紀に入り、オーガニックや伝統種への回帰が始まり、徐々に見直されつつあります。甘くほんのりナッツのような風味があり、食感はカブとジャガイモの中間のようで、煮崩れしにくく、加熱調理に向いています。生でも甘みと歯ごたえのある食感を生かしたサラダやコールスローにも向きます。

今年初めて作付けしましたが、お気に入りの野菜になりました。たねの森でも「ゴールデングローブ」という品種がルタバガに近い味で気に入っていましたが、たくさん育てるには種代がやや高いので、去年は外国から直輸入された種子を購入しました。形は揃いにくいですが、開花やス入りも遅くて、今の端境期には重宝します。

パースニップ、別名ルートパセリ。根はセロリっぽい香りの人参、葉っぱはイタリアンパセリっぽい感じです。葉付きだと重宝しそうな野菜です。去年夏蒔きで初チャレンジしましたが発芽が悪く失敗したので、今年は春蒔きにチャレンジします。

 

筍高菜。別名、四川搾菜(ザーサイ)。いわゆる中華料理の定番漬物もこれが原料です。茎の部分がシャキシャキして甘いので、サラダや炒め物、スープの具におすすめです。

ウコンを昨日干しました。紫外線で退色してしまうので、天日の下で干しますが、強風の日になるべくスピーディに乾かします。うちは世間に比べればかなりへんてこな営農方法で商売をしていますが、本質的に充実した価値のあるモノを作りたい、その価値を届けたい、知らしめたいと思っています。それでも一番の動機はただ自分が美味しいものを食べたいという理由だからこそ、飽きずに真剣に続けられるのかもしれません。もちろんお客様の評価も気になりますが、一番気になる評価は自分からの評価なのだと、真っ黄色に染まった両手を見て思うウコンパウダーづくりでした。

★今週の循環農法野菜セット
1.国富大根 煮物やおでん、おろし、大根ステーキ、漬物、大根餅、サラダにも。
2.さつまいも 安納芋、ねっとり系。焼き芋もいいですが、天ぷらや素揚げ、ソテーにして、シンプルに塩かけて食べるのがおすすめです。
3.下仁田ねぎ 独特のとろみと甘みが美味しい。焼きネギがおすすめ。
☆4.筍高菜 茎の部分がシャキシャキして甘いので、サラダや炒め物、スープの具におすすめです。皮が気になる場合は剥いてください。
5.里芋 煮物や、茹でて潰してお焼きに。おでんにもgood。
6.黒田五寸人参 長崎の伝統品種。昔ながらの人参らしい匂いがします。蒸し焼きやオーブン焼きにすると絶品で、今が美味しさのピークかなという感じです。
7.菜花 炒め物やパスタの具、酒を少し入れて蒸し炒め、卵とじ等がおすすめ。  
8.ルタバガ ほっくり甘く煮崩れしにくいので、煮込み料理がおすすめです。
9.葉玉ねぎ 葉っぱも一緒に豚肉と炒めて、塩コショウがシンプルで美味しいです。
10.菊芋 ごぼうのような風味。たわしでよく洗い、皮付きでスープの具がおすすめ。

☆は今日のオススメ野菜です。Sセットは6品、Mセットは7品、Lセットは10品です。野菜は新聞+ポリ袋で包み、(野菜室)で保存してください。

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