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春の数え方

by 豆野 仁昭
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大根の花芽が出始めました。当たり前のことですが、野菜も生き物で、子孫を残そうとしています。私たちの住む複雑な人間社会に比べるととてもシンプルそうに見える世界ですが、人の100万倍優れるという犬の嗅覚のように、大根一本にも私たちには及びもつかない感度感覚が備わっているような気がします。

満開の菜の花にはミツバチたちも集まってきました。春を感じる光景です。動植物系のエッセイは日高敏隆さんのを昔よく読みました。読者を自然観察するとっておきの場所へ連れて行ってくれて、その見方を教えてくれるような気がします。読めば読むほど自然が好きになり、生き物の行動一つ一つの意味を深く考える癖がつきました。
[amazonjs asin=”4101164711″ locale=”JP” title=”春の数えかた (新潮文庫)”]春といえば、この本のタイトルを思い出します。
[amazonjs asin=”4480090975″ locale=”JP” title=”動物と人間の世界認識―イリュージョンなしに世界は見えない (ちくま学芸文庫)”]モンシロチョウはどうやってオスとメスを互いに見分けるか知ってますか?
[amazonjs asin=”4150502226″ locale=”JP” title=”ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)”]日高さんが翻訳した動物行動学の名著です。この本を読んでからカラスのことが好きになりました。

 

新商品を色々取り扱い開始しています。まずはSATOYAMA椿油。この地域で古くから自生する椿の実を一つ一つ手作業で拾い集め、SATOYAMA搾油所の永田さんが絞りました。もちろん農薬や化学肥料、有機肥料も使用していません。特に珍しいポイントは一般的な油は実を蒸したり溶剤を使って搾油量を増やしますが、SATOYAMA椿油「非加熱」で常温圧搾しており、自然本来の成分が壊れていないことです。出かける前の保湿や肌や髪のケア、頭皮のマッサージに、少量つけるのがオススメです。価格的にもかなりリーズナブルだと思います。30ml1200円100ml2500円。蒲郡市のCo-soさん、そらの野菜さんでも販売中です。

カンポットペッパー。WWOOFを通じて仲良くなったカンボジアに在住のオランダ人リチャードが現地の農場で買い付け、発送してくれています。農薬・化学肥料を使用せず、伝統農法にこだわって育てられた胡椒3種です。1970年代から30年続いた内戦によって生産が途絶えていましたが、21世紀に入り徐々に復興しています。他の産地の胡椒に比べ格段にフルーティな香りは「世界一の胡椒」と称されるほどです。ホールスパイスなので、ペッパーミルやすり鉢が必要です。挽きたての香りを味わってみてください。赤胡椒16g(完熟、最もフルーティ)、白胡椒16g(ほどよい辛味、何にでも合う)、黒胡椒20g(最もスパイシー)各490円。蒲郡市のCo-soさんでも販売中です。

★今週の循環農法野菜セット
1.沖縄島大根or国富大根 煮物やおでん、おろし、大根ステーキ、漬物、大根餅、サラダにも。
2.さつまいも 安納芋、ねっとり系。焼き芋もいいですが、天ぷらや素揚げ、ソテーにして、シンプルに塩かけて食べるのがおすすめです。
☆3.九条ねぎ 上品な香りで柔らかいねぎ。薬味や汁の具、炒め物に。
☆4.結球高菜or筍高菜 どちらもシャキシャキとした食感と、甘みと旨み、ほんの少し辛さがあります。火の通りやすい大きさに刻んで、炒め物がおすすめです。
5.里芋 煮物や、茹でて潰してお焼きに。おでんにもgood。
6.黒田五寸人参 長崎の伝統品種。昔ながらの人参らしい匂いがします。蒸し焼きやオーブン焼きにすると絶品で、今が美味しさのピークかなという感じです。
7.菜花(orキャベツ) 炒め物やパスタの具、酒を少し入れて蒸し炒め、卵とじ等がおすすめ。  
8.じゃがいも うちの秋ジャガイモはこれで終了。間もなく畑に定植です。
9.葉玉ねぎ 葉っぱも一緒に豚肉と炒めて、塩コショウがシンプルで美味しいです。
10.菊芋 ごぼうのような風味。たわしでよく洗い、皮付きでスープの具がおすすめ。

☆は今日のオススメ野菜です。Sセットは6品、Mセットは7品、Lセットは10品です。野菜は新聞+ポリ袋で包み、(野菜室)で保存してください。

 

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