ミッション

有機食品を買う時間がない忙しい方々に、
健全で健康的な有機野菜や卵や加工品を、
お手頃な価格で畑から直送します。

私たちは農薬や化学肥料を使用せず、美味しい野菜や米などの農作物の生産と、鶏・ヤギなどの家畜が共存する草畜平衡の循環型農業を目指します。

・農薬、化学肥料、除草剤を一切使用しません。
・私たちは平飼い自然養鶏にも取り組んでおり、その床土を堆肥として利用しています。鶏の床土には地域の雑木の剪定チップを敷いて発酵を促しています。米ぬかや野菜くず、畑の虫や雑草、牡蠣殻などのローカルな粗飼料を与えています。鶏小屋の他に広い放牧スペースを確保するなど、ワクチンや抗生物質を与えなくても健康に育つよう、より自然に近づけるような飼育環境の充実に努めています。
・2016年9月から固定種、在来種、自家採種の種子をメインに栽培しています。固定種の野菜は味わい深く美味ですが、F1に比べると味や形が不揃いになったり、柔らかいため貯蔵性が落ちることもあります。それでも年々種を繋ぐことで種に感謝の意を示し、ともに暮らしていきたいと思っています。

 ※現在のJAS認定の有機農業(有機野菜)では、約40種類超の殺菌剤と、約50種類弱の殺虫剤の使用が認められています。私たちは有機JASの認定農薬も含め、一切農薬を使用しません。

 

農薬を使用しない理由

殺虫剤、殺菌剤、除草剤、土壌消毒剤、フェロモントラップなど、様々な農薬がありますが、ホームセンターに行けば買える日用品になってしまいました。また水や土から作物に吸わせる浸透系農薬の使用も年々増加しています。
近年では農薬による農業者自身の健康被害にとどまらず、生態系、土壌、地下水、海水など自然環境への悪影響が世界的に懸念されています。養蜂が盛んな欧州ではミツバチ減少の原因の一つとされるネオニコチノイド系農薬を使用禁止とする国々が増えています。

If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four years to live. No more bees, no more pollination, no more plants, no more man.
「もしミツバチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられないだろう。ミツバチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる」
アルバート・アインシュタイン

突然変異によって農薬耐性を持つ虫が現れると、その虫だけが大量発生し、生態系は均衡を失い、あらゆる植物、農作物が大きな影響を受けます。生命サイクルが短い大量に産卵する小型の虫は、突然変異で農薬耐性を獲得することで生き延びることも可能ですが、それらを捕食する大型の虫はそうもいきません。

私たち有機生産者も、自分たちの暮らしが一番大切なのですが、どこまで自然を尊重するべきか、その線引きを常に迷いながら農業を営んでいます。まったく自然を破壊せずに生きることは不可能ですが、誰も何も傷つけたくないという理想主義ではなく、人類が豊かに生き続けていくためには、自然生態系に十分に配慮することが大切だと思います。

 

化学肥料を使用しない理由

化学肥料は農業者にとって軽くて扱いやすく、作物にとっても効率よく吸収されます。ですが土中の微生物にとっては餌になりません。微生物がいなければ、土中の有機物や生命の循環がなくなるため、土が硬くなります。化学肥料だけを投入していると土はますます硬くなって、根が伸びにくくなるので、慣行農法でも有機肥料と化学肥料を併用しています。また畑への過剰な有機肥料・化学肥料の投入は、作物や微生物に消費されることなく浸透し、やがて地下水や海を汚染します。

有機栽培や自然栽培(無肥料栽培)で小さく育った野菜の方が、複雑で奥深い味わいがあるように思います。堆肥作りや運搬には手間がかかりますが、私たちはこの小さな農園内の循環と美味しさを大切に育てていきたいと思っています。

 

草畜平衡の循環農法

昔50年ほど前までは、畑の周辺の雑草は、牛やヤギなどの家畜動物の大切な食料でした。「物とお金」ではなく「時間(サービス)とお金」を交換することが増えた現代社会において、家畜の雑草給餌は不効率で、雑草は害虫や病原菌の発生源と見なされ、除草剤で定期的に駆除されるようになりました。家畜たちは狭いコンクリートの上で暮らし、ほとんどのエサは遺伝子組み換えされた輸入飼料に変わりました。土の上で草を食むことは許されず、せまい檻の中でただ与えられるエサを食べ、健康を薬剤や化学物質で補うことが是とされている現状は、食品の安全性の問題だけでなく、動物≒人間の生存意義をも否定し破壊しているように思えます。

草畜平衡とは中国の言葉で「草と家畜のバランス」という意味です。売上目標から頭数を決めるのではなく、その土地でまかなえる餌の量から飼育数を決める、ということが健全かつ自然な畜産であり、それが現代の生産者にとっての大きな付加価値になっていくように思います。

私たちは動物と植物を共に育み、人間の知恵と手を使って互いに循環させることで、本当の意味で生産的で品質の高い健全な農産物をを育てたいと考えています。発展目覚ましいITやロボット技術は、大量施肥→農薬防除→過剰生産→大量廃棄のためではなく、質のよいものを→必要な量を作って→無駄なく消費していくために有効活用されていくべきではないでしょうか。

 

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豆に暮らす野の暮らし研究所
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