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鶏の屠畜ワークショップ

by 豆野 仁昭

昔は肉はときどき食べる特別な食事でした。現代に比べれば、肉を食べるにはたくさんの労力が必要だったからです。
現代では肉はスーパーやレストラなど、いつでもどこでも簡単に手に入り、安価で食べることができます。畜産を取り巻く経済環境、自然環境は大幅に変化しました。

成長の早い品種の選抜育種、成長ホルモンによる生長促進、ウインドレスや屋内畜舎での多頭飼い、抗生物質やワクチンや殺菌剤による病気の抑制、遺伝子組換え穀物や肉骨粉など安全性に疑問のつく飼料、システマティックな屠畜場など、そこに動物の尊厳はなく、使い捨ての工業製品のように家畜たちは管理され、育てられています。

ほとんどの採卵用の養鶏場では、雌鶏のみを孵卵場から購入しています(雄鶏のヒナは鑑別後すぐ廃棄処分されます)。鶏たちは40cm四方程度のワイヤー製の檻に2-3羽閉じ込められ、そこで水と食事を取り、卵を産むだけの暮らしを2年続けたのち、殺処分されます。ペットフードになる場合もありますが、価格が安ければ産業廃棄物として殺されて堆肥化されます。
肉用の養鶏場では雌雄の区別はしませんが、産まれてから90-120日くらいという驚異的な速さで3kg程度に成長させ、出荷されます。骨格の成長が追い付かず、自分の体を支えられず、歩けない鶏も発生します。

私たちの畑の野菜や雑草や虫、地域の米ぬかやくず米、牡蠣殻などを与えて鶏を育てています。もちろん輸入飼料や遺伝子組み換え飼料、殺菌剤やワクチンや薬剤を一切使っていません。鶏たちが健康に伸び伸びと暮らせる環境を整えることが、一番の病気の抑制方法であり、美味しい鶏肉と卵を育てると考えています。

私たちは自家孵化にも取り組み、雌雄を分別することなくすべて育てます。
うちでは雄鶏は生後8-12か月くらい、雌鶏は3-4歳くらいまで卵を産んでもらい、屠畜し、肉として自家消費しています。
「命を絶つ」ことはが残酷であることには何ら変わりはありません。それでも鶏たちの子孫をつないでいくこと、できる限り自由で健康に過ごせる環境を整えること、屠畜するときはなるべく痛みがないように自らの手で行うことを、私たちなりに大切にしています。

「肉を食べるなら、自らの手を汚さなければならない」「肉は食べるべきではない」とは思いません。けれども、少しでも多くの人たちに、肉の裏側を知ってもらいたい。また肉を食べるのなら、動物たちの過ごしてきた環境、生きてきた時間を想像しながら、味わって残さず食べてほしいと思います。そんな想像力を育むワークショップができたらと思い、企画しました。

①鶏のお世話、草やり、牡蠣殻割り、鶏小屋掃除。
②鶏の捕獲。
③鶏の屠畜、毛をむしる、内臓を取り出す、部位ごとの解体。
④調理と試食

  • 開催日時:完全予約制 午前9時~13時頃。
  • 催行人数:2名以上。
  • 参加費用:大人5800円、小~大学生3500円。
  • 予約方法:参加希望日の3日前までに、電話(090-1533-0413 豆野)、またはお問い合わせフォームからお申込みください。お支払い完了後、予約完了となります。
  • お支払い方法:銀行振込、Paypal、クレジットカード
  • キャンセル料:参加日の3日前から50%。
  • 備考:雨天中止(前日の20時までに決定、天候により当日中止する場合もあります)。多少汚れてもよい動きやすい服装でお越しください。長靴の貸出可。追加で野菜や加工品などの購入・発送もできます。

鶏肉を持ち帰りたい方は、1羽3000円で当日ご自身で捌いたものをお持ち帰りいただけます。

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