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発展の余地

by 豆野 仁昭
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温かい日々です。やりたい農作業がテンコ盛りですが、明日は雨の予報なので、空をにらみながら作業をすすめていくことになりそうです。誰のための作業なのか、自分のため、お客さんのため、なんだかよくわからなくなる時があります。そこに空いた畝があるから、気温が上がってきたから、今に適した種をまくわけですが、そう考えると種に仕えている、働かされているような気がしてきました。人は錯覚や幻想の中を生きているのかもしれません。

今回のヒヨコは、今までの中で一番、人懐っこくて、健康で、穏やかです。飼い方を変えた影響だと思います。鶏の健康や幸福から、人間のそれも見えてくるような気がします。
有機農業者も自然養鶏家も、日本の農業界では1%未満のマイノリティです。自然養鶏の農業書は3冊くらいしかありません。そういう意味でも自然養鶏も技術的にまだまだ奥が深く、発展の余地があって面白いです。

越前赤そら豆、今日から出荷です。まだ若いのが多く、Lセットのみに入ります。 薄皮もまだ柔らかく食べられます。生でもいけるくらいなので、さっと火を入れる程度で十分です。 普通のそら豆より小さく、青味や甘みは少し弱いですが、言い難い滋味があるように思います(^^)

今日のファーマーズランチはリゾット 。新玉ねぎ 、セロリ 、椎茸 、春菊、パルミジャーノレッジャーノ 、カンポットペッパー赤 、もち米を使い、今日の野菜セットに入る野菜で作りました。 ペッパーミルは松本寛司さんに作ってもらったものです。木を彫るというのは、というある種時間を刻みつけるような作業だと思います。熟成されたウイスキーのように、手彫りの木の器たちの木目や彫り跡から時間という贅沢を感じさせてもらっています。

画像に含まれている可能性があるもの:植物、木、靴、テーブル、屋外、自然

2018 スーク 緑の10日間 (4/27-5/6)」の4月29日(日)のオヒルゴハン担当で出店します。永田さんの全粒粉うどんに我が家の鶏出汁を使ったスープを合わせ、さらになんとSATOYAMA椿油を使った野菜のかき揚げを作ろうと思っています。原価がえらいことになりそうですが、1000円くらいで旬の素材を味わってもらえればと思います。限定60食ぐらいの予定です。場所は鳳来寺山のふもとの旧門谷小学校、とても静かで空気も澄んで穏やかで、あるがままでいられるような、気取らない本当に居心地のよいイベントです。お茶やコーヒーを飲んでのんびりしたり、五平餅を食べたり、山の散策やハイキングにも最高です。新東名の新城インターから降りて近いので、ぜひ遠方からも遊びにきて頂ければありがたいです。

★今週の循環農法野菜セット
1.ラディッシュ サラダやピクルス、くし形に切ってソテーに。
2.半結球レタス 外側はプリッと中はシャキッとした歯ごたえ。炒め物など加熱調理にも合います。萎れた葉野菜は水に漬けるか50℃洗いでシャキッと戻ります。
☆3.スナップエンドウ 塩ゆで30秒くらいでザルに広げて冷まします。
4.サラダ春菊 南方系の春菊、えぐみが弱く、柔らかくサラダに最適。
☆5.絹さやえんどう 筋をとって炒め物や吸い物に。蒸し炒めも美味しい。
☆6.新玉ねぎ 水でさらさなくても辛味もほどよく甘くて美味しいです。鰹節と醤油で。葉っぱはネギ味噌や炒め物に。
7.筍orさつまいも) 普通は糠と唐辛子で下茹でしますが、取引先のシェフ(La Comunita)は白ワイン、唐辛子、塩、レモンであく抜きして、少し辛味を残すそうです。
8.リーフセロリ 細かく刻んで料理の香りづけに。表面の皮を剥くと、食感も柔らかく香りも穏やかになり、とても食べやすくなります。
9.里芋 煮物やポテサラに。もうすぐ植え付けです。
10.越前赤そらまめ。 薄皮もまだ柔らかく食べられます。生でもいけるくらいなので、さっと火を入れる程度で十分です。
11.グリンピース ご飯といっしょに炊き込む豆ごはんがおすすめ。

☆今日オススメ野菜。Sセットは7品、Mセット8品、Lセットは11品。野菜は新聞+ビニル袋(野菜用の特殊ビニルなので、空気が出入りしないよう、開け口を絞って密閉してください)で包み、なるべく冷蔵保存してください。さつまいも里芋は10℃以上保存。

宜しくお願いいたします。

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