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オーガニックを選ぶ理由

by 豆野 仁昭
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趣味でコーヒーの焙煎をしています。というのも近隣ではなかなかオーガニックコーヒーも売っておらず、だったら自分でやってみようかと思って2年前に始めました。最初は豆選びも焙煎も失敗が多かったのですが、最近は味も安定し、お店のコーヒーより美味しいんじゃないかと独りうぬぼれています。自分のやり方はフライパンに蓋をしながら中強火でだいたい15分フライパンを振り混ぜます。一度にだいたい400gくらいを煎って冷凍保存しておきます。

今日の野菜ボックスに入るレタス。この地域でのレタスの旬は今から6月いっぱいです。
農家が農法としてオーガニックな方法を選ぶということには、利益より大切な強い意志がなければ継続できないとこの頃切に感じます。虫害や病気、肥料切れなどにも農薬や化学肥料を使えば随時対処できますが、有機農法では事後対処はほぼ不可能で、生産量も品質も安定しにくく、既存の流通ルールに合わせることは難しく、正直儲かる仕事ではありません。
それでも有機農業を選ぶのは、安全な農作物の生産だけでなく、自然の生態系を極力尊重しながら農業をしたい、という意志だと思います。消費者の中にもただ安全なものが食べたいだけでなく、自然を尊重する農業を支援したいという意図で、有機農産物を選ぶ人もいると思います。美味しくて安全な商品だからよい、だけでなく、作り手を考えを知り、商品を選び、間接的に支援することが一つの決意表明になると思います。自分も一生産者、一消費者として、何を選ぶのか、よく考えるこの頃です。

ハッピーヒルの苗床。順調に育っています。田植えは6月頭くらいになりそうです。

猪丼。背骨を煮込んでスープをとると、骨の周りの肉がホロホロ取れてくるので、それを牛丼っぽい味付けに。やはり骨周りの肉は美味しいです。 ついこないだ猪を捌いてきましたが、今の時期はマダニがたくさん体についていて大変でした。一頭を捌いて食肉に加工するだけでも、本当に心身ともにぐったり疲れるのですが、こういう旨いものを食べるとまたやってもいいかなと思えます。 肉を食うというのは業の深いことだなと思いますが、思うが故に無駄なく調理しよう、よい生き方をしよう、と考えさせられます。屠畜と解体は肉を食う人にはぜひ経験してほしいです。

★今週の循環農法野菜セット
1.オランダえんどう 大莢の絹さや。背筋をとって炒め物や卵とじなどに。肉厚なので火入れしてもくたっとしにくいので大胆に料理して大丈夫です。
☆2.スナップエンドウ 晩生種に切り替わり、背中が少し白っぽいですが、味はプリッと甘くて美味しいです。さっと塩茹でしたり、炒め物、汁の具に。
3.尾張人参 3月に収穫した貯蔵品。芽や根が出やすくなっています。
☆4.越前赤そらまめ だいぶ実が熟し、香ばしく、味が乗ってきました。豆ごはん、チリコンカン風にしても美味しそうです。
☆5.リーフレタス サラダに。一番手なので葉も柔らかく美味しいです。
6.新玉ねぎ 薄くスライスして鰹節と醤油で生食。水にさらさなくても美味しいです。グリルしても甘く美味しい。
7.ラディッシュ スが入りやすいので早めに調理を。母はお尻から十字に切り込みを入れて塩漬けにしています。サラダや縦に4つにくし形に切ってソテーに。
8.越前赤そらまめ Lセットにはダブルで入ります。多い場合は塩ゆでして冷凍。
9.ジャガイモ 北海道、club大地さんの自然栽培ジャガイモ。
10.ニンニクの芽 ジャンボニンニクと普通のニンニクの芽。先端のとんがりを落として、茎の部分を刻んで炒め物に。

☆は今日のオススメ野菜です。Sセットは6品、Mセットは7品、Lセットは10品です。野菜は新聞+ポリ袋で包み、(野菜室)で保存してください。冷蔵庫に入れる前に洗ったり切ったり下処理をしてタッパーや袋に入れておくと、調理がスムーズになります。

よろしくお願いいたします。

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