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にぎやかな1週間

by 豆野 仁昭
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今週は色々にぎやかな1週間になりました。フランス人ウーファーのトーマスとカティアに加え、いつもお世話になっているあゆみ食堂のあゆみさんが森道市場の出店帰りに二泊して、農作業を手伝ってくれました。あゆみさんに作ってもらったイノシシのシチューは絶品でした。何泊かして農作業をすると料理のインスピレーションがすごい湧くと言ってくれたのが嬉しかったです。多くの料理人にとって食材は点(の時間)でしかないですが、農家にとって食材(野菜)は線で生きているので、そういうことを見て理解してくれているのはありがたいことです。定期のお客様もきっとそういうことが見えてまた理解してくださっているから、続けてくれているのだと思っています。

いつもお世話になっている木工作家の松本寛司さんにも来てもらって、ウーファー二人が作ってくれたフレンチディナーをみんなで楽しみました。前菜にキャロットクリーム、そして雄鶏の赤ワイン煮込みと、チーズを使わない伝統的なグラタン。とても美味しくて、会話も弾みました。

フランス人はやはり話や議論が好きなようで、ディナーの前のお酒を飲みながらおつまみを食べる時間のことをアペリティフといい、長い時には4時間、クリスマスなどでは12時間にもなり、その後ディナーを食べるそうです。30分とか1時間の短いアペリティフはアペホーというそうです。社会や政治の話が好きで、ディナーの時にとてもたくさんするそうですが、批判や不満があっても話すばっかりで行動はあまり伴わないそうです。

 

今のフランス政府は法律施行の採決なども、夜中や夏休みの間に強行採決することが多くて、支持率はかなり低いそうです。3か月前くらいには市場に流通する野菜の自家採種も禁止されたそうで、問題になっているそうです。あゆみさんに教えてもらったネギ坊主のフリットを作りました。葉の中にアンチョビを詰めています。

みんな(6人)で1反弱の畑を手植えしました。手植えは初めての経験でしたが、意外と段取りよく進んで、3時間くらいで終わりました。ジャンボタニシが田んぼにたくさんいるので、しばらくは稲を食べられないよう水を落として管理します。草が生えてきたら水を入れてジャンボタニシに草取りしてもらう予定です。除草剤を使う慣行農法ではただの害虫ですが、有機農法ではうまく草取りしてもらえれば益虫です。

★今週の循環農法野菜セット
1.新玉ねぎ 甘く柔らかい。生でサラダでも、炒めても美味しいです。我が家ではよく玉ねぎを色が透き通るまで炒めて、卵焼きを作ります。
2.ズッキーニ 油多めでソテーがおすすめ。
3.サニーレタス サラダや炒め物に。しんなりした葉野菜は、50℃洗いで1回だけ復活します。
4.じゃがいも 北海道・club大地さんのさやあかね。
5.そらまめ 名残(後半)なので少しずつ芋っぽい食感に。さやから豆を取り出し、しっかり塩ゆでするのがおすすめです。フランス人ウーファーは生のままサラダに入れたので、びっくりしましたが、悪くなかったです。
6.ミニ大根 ちょっと辛めなので、大根おろしはもちろん、浅漬け、味噌汁に。
7.生にんにく まだみずみずしいニンニク。
8.セロリ 少量です。カレーなど煮込み料理のベースに、細かく刻んで玉ねぎと一緒に炒めるのがおすすめ。こないだケンタロウさんのレシピでキーマカレーに入れたら美味でした。パスタのトマトソースにも合います。
9.玉レタス しゃっきりしているので、炒め物や汁の具にも合います。
10.キャベツ とんがり頭の柔らかいキャベツ。生食でじゅうぶん美味しいです。

Sセットは6品、Mセットは7品、Lセットは10品です。野菜は新聞+ポリ袋で包み、冷蔵庫(野菜室)で保存してください。

 

 

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