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「自分」というストレス

by 豆野 仁昭
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現代において、最もやっかいなストレスの種は「自分」だと思う。

他人のことを話しているときや、仕事に集中しているとき、自然の中で身を預けているときには、ストレスを感じにくい。

たとえば、他人の目に映る自分を意識するとき、他人の中の自分をよく見せようなどと思えば、緊張が生まれ、ストレスになる。

ほかにも、未来の自分に対しての不安を感じたり、過去の失態に負い目を感じたりすれば、実際には存在していない自分に神経を使い、ストレスとなる。

本当に自分がやりたいこと、本当の自分を知ろうとすること、そういうことは意外にストレスになる。
現代の人間は自我が肥大しているから、自分へのストレスも肥大している。
他人の中の自分、未来になりたい自分、過去を悔いる自分、そういうなかに自分を持ってしまうと、ストレスになる。
考えようによってはそれらも自分なのかもしれないが、本質的には存在していない、単なる意識にすぎない。

もし訳のわからないストレスで体調が悪いひとは、自分を小さくするといいと思う。
他人の中の自分を気にしない、未来の自分を気にしない、過去の自分を気にしない。
今、等身大でしかない、心臓が鼓動する、言葉もいらない、小さな自分になることだと思う。

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